初優勝の喜びを語るソンカ

マルティン・ソンカが2017シーズン開幕戦で記録したキャリア初優勝を振り返る

Sonka hears he's won

ちょうど1年前、2015シーズンを好成績で終えたマルティン・ソンカは大きな期待を背負って2016シーズン開幕を迎えた。しかし、彼にとっての2016シーズンは、本人が「ルールで定められているあらゆるペナルティを経験した」と振り返っている通り、忘れてしまいたい内容になってしまった。しかし、今シーズンのソンカは違う。彼は開幕戦アブダビで優勝し、パーフェクトな形でシーズンのスタートを切った。

2016シーズン開幕と共に新機体を導入したソンカが、その機体を自分の望むレベルに到達させるまでは長い時間がかかったが、このチェコ人パイロットの努力はようやく報われつつある。2017シーズン開幕戦アブダビで待望の初優勝を挙げたソンカは、以下のように語る。「素晴らしい気分だ。勝利の味はまるで麻薬のようで、何回も味わいたいという気持ちになる。この勝利の味を早く体験したいと望み続けてきたが、他のパイロットも同じものを望んでいるので、勝利するのは難しい」

2010シーズンからRed Bull Air Raceに参戦しているソンカは、参戦当初から優勝を目標に描き続けてきた。「これまでのレースでも常にプランを設定してきたが、この開幕戦では初めて全てがプラン通りに機能した。チームの仕事は非常に素晴らしく、機体も期待通りの挙動だった。全てが上手くいった」

ソンカは、ファイナル4のフライトを終えてレースエアポートに戻ってきた時点ではまだ自分が優勝した事実を知らなかった。「キャノピーを開けた時点でもリザルトを知らなかった。その数秒後に全ての結果を聞いた。あまりにも素晴らしい結果だったので、最初は冗談に思えた。あまりに長い間優勝を目標にしてきたので、状況を理解できなかったからだ。チームと勝利を分かち合えて嬉しい」

2016シーズン開幕戦、決勝レース日のソンカはセーフティラインを越えてDQを記録するという憂き目に遭ったが、本人はレーストラックの難しさと機体のセットアップ不足をその原因に挙げている。「ここまでかなりのハードワークを積んできた。昨シーズンはピーター・ベゼネイ用にセットアップされたレース機体で開幕を迎えたので、自分専用機ではなかった。しかし、今シーズンは自分のスタイルに合わせた自分の機体で迎えることができた。自分に合っているので、今は機体の全てが気に入っている。以前よりも快適なフライトができる。2016シーズンの開幕戦はセーフティラインを越えてDQを喫したが、そのリスクは今シーズンも同じだったので、同じミスを繰り返さないように注意した。ミスをする可能性もあったが、幸いにもそうならず、全てがパーフェクトに進んだ」

 

◆Information

2017年Red Bull Air Race World Championship第2戦サンディエゴは4月15日・16日開催予定。観戦チケットの購入はこちら>>

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