美しき機体のカラーリング

機体のカラーリングは誰がどのように行っているのだろうか?

Podlunsek's Edge stands out

Red Bull Air Raceに参戦している全パイロットはそれぞれユニークな機体に搭乗している。他のモータースポーツと同じで、特徴的なカラーリングを用意して他のチームと差を付けようとしているのだ。

その中でも特に目立ったカラーリングと言えるのが、Projekt Spielbergデザインが施されたペトル・コプシュタインの機体とピーター・ポドランセックの機体だろう。両機体が2016シーズン開幕戦アブダビに姿を現した時、多くのファンがその際立ったカラーリングに目を留めることになった。

ピーター・ポドランセックは、マシンカラーリングのエキスパート、アルド・ドルディに2016シーズンの機体のカラーリングを発注した。ドルディはモータースポーツ界では名が知られているデザイナーで、MotoGPのワールドチャンピオンに7度も輝いているトップライダー、ヴァレンティーノ・ロッシのヘルメットデザイナーとしてとみに有名だ。ドルディは今回の仕事について「私にとっては馴染みの薄かった空の世界に自分のカラーリングを持ち込める素晴らしい機会になった。Red Bull Air Race、そしてピーターのチームのために仕事ができたのは最高の体験だった。"自分の機体" がパイロンの間を初めて飛び抜けている姿を見た時は、素晴らしい気分になったよ」とコメントしている。

ペトル・コプシュタインの2016シーズンの機体も、ポドランセックの機体と同じようなプロセスを経てペイントされたが、彼の機体の場合は、F1サーキットのレッドブル・リンクの意匠が組み込まれたProjekt Spielbergのデザインを反映させるために一度ベースレイヤーまで戻されたあと、エアブラシでペイントが施された。

コプシュタインの機体のペイントプロセス 

ドルディはあらゆるモータースポーツを愛しており、今回のポドランセックからのオファーを受けたのも、Red Bull Air RaceとMotoGPに共通点を見いだせたからだとしている。「MotoGPとRed Bull Air Raceには数多くの共通点があったので、今回は本当に素晴らしい体験になった。アドレナリン、長期の準備、そして集中力がふたつのスポーツには共通している。MotoGPもRed Bull Air Raceも真のスポーツだと思えるので大好きだ。ハードワークとプロフェッショナリズムが求められる点も共通しているね

また、ポドランセックもモータースポーツ界のレジェンドデザイナーとの仕事を楽しんだようで、今後も共同作業を続けるようだ。「2016シーズンのデザインは素晴らしかったが、アルドは、来シーズンはもっと良いデザインにすると約束してくれた。とはいえ、2016シーズンの機体のカラーリングは本当に素晴らしかったので、大変な仕事になるだろう」

ピーター・ポドランセック&アルド・ドルディ(英語字幕)