上昇気流に乗るマクロード

スピード自慢のカナダ人パイロットは昨シーズン後半から好調を維持している

McLeod on his way to another podium

ピート・マクロードはアブダビのレーストラックを大の得意としてきた。アブダビがRed Bull Air Race World Championshipのレースカレンダーに復帰した2014シーズン以来、マクロードは4レース中3度も表彰台を獲得している。

2014シーズンのアブダビで、マクロードは自身キャリア初となる3位表彰台を記録すると、翌2015シーズンも再び表彰台に上がった。2016シーズンこそマティアス・ドルダラーとの対戦となったラウンド・オブ・8でオーバーGを喫し失格に終わったものの、2017シーズンで3度目の3位表彰台獲得を果たした。

2017シーズンのマクロードは好調だ。開幕戦アブダビでの3位表彰台は、2016シーズン終盤戦のラウジッツとインディアナポリスから続く3レース連続の表彰台フィニッシュとなった。しかし、彼は昨シーズンから続くこの好調ぶりに浮き足立っていない。彼の目はこの先の戦いに向いている。「アブダビでの3位はシーズンのスタートとしては素晴らしい内容で、これ以上の結果は望めなかっただろう。もちろん優勝したいという考えはあったが、上位争いは非常に厳しかった」とマクロードは切り出し、「個人的には2016シーズン終盤の好調をそのまま引き継ぎ、開幕戦でも表彰台フィニッシュを果たしたいと心に期していた。トラックレコードを記録することこそできなかったが、クリーンで正確なフライトができたのでそれだけでもまずは十分だ」と続ける。

2016シーズンのマクロードとチームは力を蓄えることに集中し、その効果は終盤戦に現れ始めた。そして迎えた2017シーズン、マクロードは戦いに集中できている。「アブダビではいくつかシンプルなミスを犯してしまったが、シーズン開幕戦である以上、そのようなミスは想定内だった。機体の全てを引き出そうと試みているし、スピードを出すために何が必要なのかについても理解している。これを知っているのと知っていないのでは大きな違いがある」とマクロードは説明する。

マクロードは、2017シーズンのRed Bull Air Race World Championshipは全てのパイロットにとって最もタフなシーズンになると確信している。「今シーズンがかなり熾烈な戦いになることはアブダビを戦った全員が理解したと思う。アブダビでは非常に素晴らしいフライトが数多く確認できた。ほんのわずかなミスをするだけで、他のパイロットたちに遅れを取ってしまう。今シーズンは極めてクリーンなフライトを心がけなければならない。何らかのペナルティを記録してしまえば、そこでレースが終わりになる可能性がある。すぐに荷物をまとめて帰り支度をしなければならない」

 

■Information

Red Bull Air Race World Championship 2017シーズン 第2戦サンディエゴは4月15日・16日開催予定。観戦チケットの購入はこちら>>

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