マティアス・ドルダラー

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Red Bull Air Race World Championshipデビューとなった2009シーズン、マティアス・ドルダラーは持ち味のスピードでベテランパイロットたちを驚かし、シーズン最終戦バルセロナでは3位に食い込む活躍を見せた。

そんなドルダラーをRed Bull Air Raceのエキスパートたちは以前から、安定感を増すことさえできればワールドチャンピオンになれると一定の評価を与えていた。そして2016シーズン、ドルダラーは遂にワールドチャンピオンを獲得し、彼らの評価が正しかったことを証明すると、更には最終戦を前にワールドチャンピオンを確定させたRed Bull Air Race史上初のパイロットにもなった。2016シーズンのドルダラーは1戦を除く全戦で優勝か2位という非常に安定したフライトを披露した。遂に安定感を得たドルダラーは今後長きに渡り、優勝候補として活躍を続けるだろう。

アグレッシブなスタイルと意志の強さで知られるドルダラーは、Red Bull Air Raceへの情熱と、その魅力を世間に伝えることができるコミュニケーション能力の高さから、ヨーロッパのドイツ語圏内では非常に知名度が高い。また、このスポーツに専心しているドルダラーは常に自分のパフォーマンスを高める方法を探しており、Zivko Edge 540の最新バージョンの開発に大きく寄与したパイロットのひとりとしても知られている。

かつて、Red Bull Air Raceのフライトに求められる精度について、時速400kmで走りながらガレージに駐車するようなものと表現し、3歳で父親の操縦で空の世界を初体験すると、その後もドイツ南部タンハイムにある両親が所有する飛行場で空の世界に関わり続け、14歳で初の単独飛行に成功した。その後も空を飛び続け、17歳の誕生日にはグライダーのパイロットライセンスを獲得し、同年に開催されたドイツ選手権で3位に入り、表彰台最年少記録を更新した。また、ドイツ代表メンバーとしても活躍し、ドイツ選手権に4度、ヨーロッパ選手権に2度、世界選手権に1度出場した経験も持つ。そして二十歳になるとドイツ選手権を制し、21歳でドイツ最年少インストラクターにもなった。Red Bull Air Raceには、メディア向けのデモパイロットとして数シーズン関わったあと2009シーズンからフル参戦している。また、ドルダラーは軽飛行機だけではなく、グライダー、ジェット機、ヘリコプターなど130種類以上の航空機を操縦した経験も持ち合わせている。