ニコラス・イワノフ

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2004シーズンからRed Bull Air Raceに参戦している情熱のパイロット、ニコラス・イワノフはこれまで通算5勝を記録しており、特に2016シーズン開幕戦アブダビでの優勝は非常にエキサイティングな内容で、同シーズン全体のトーンを決めることになった。イワノフは絶好調の時もあれば、絶不調の時もあるというその読めないフライトから、ミステリアスな存在として知られているパイロット。だが、Red Bull Air Raceのファンは、彼のエレガントなスタイルとテクニカルなレーストラックを得意とする類い希なスキルを高く評価しており、他のパイロットからも一目置かれている。

イワノフのフライトは非常にアーティスティックで、「大空の絵画」と喩えられているが、その高い感性はイワノフ自身にも表出しており、オン・オフを問わずRed Bull Air Raceのベストドレッサーとして知られている。また、その洗練されたセンスと人生を謳歌する姿勢は、常に彼のハンガーを活気に溢れさせている。

ロシア人とギリシャ人の血を引くコルシカ島出身のフランス人イワノフは、有名な航空学校 "Corse Voltige" で長年インストラクターとして活動したあと、1990年代初頭にエアロバティックパイロットとしての活動をスタートさせ、1997年から2005年にかけてはエアロバティックスフランス代表メンバーとして活躍。2000年にトゥールーズで開催されたエアロバティックス世界選手権でフランス代表を優勝へ導いた。また、個人としても2004年のエアロバティックスフランス選手権アンリミテッドクラスで2位に入っている。

最新テクノロジーを積極的に取り入れながら、細部まで拘ってきたイワノフは、スタイリッシュでありながらも実績を残せるフライトを誇っており、チーム・コーディネーターのジャンポール・キーファー、テクニシャンのトム・フィッツジェラルドとセバスチャン・デモン、そしてアシスタント兼ソーシャル担当のセドリック・タンプリエを擁する彼のチームは、革新と美を常に追求している。

開幕戦後に失速してしまったものの、最終的に総合5位で2016シーズンを終えたイワノフは、2017シーズンを戦ううえで次のようにコメントしている。「2016シーズンは千葉を欠場したものの、総合5位で終えることができた。2017シーズンに関しては、各レースで表彰台を獲得しながら総合3位以内に入れるように、テクノロジーとチームの両面をパーフェクトに仕上げる努力を重ねている」